祝詞のお話
祝詞のお話

祝詞のお話

今日は、ちょっと難しそうな祝詞。

祝詞 と書いて「のりと」と読みます。


神社本庁によると↓

※祝詞とは、祭典に奉仕する神職が神様に

 奏上する言葉であり、

 その内容は神饌・幣帛を供えて、

 御神徳に対する称辞(たたえごと)を奏し、

 新たな恩頼(みたまのふゆ)を祈願する

 というのが一般的な形といえまず。


簡単に言うと

神職の方が儀式の際に

奏上(申し上げる、読み上げる)

するものを祝詞と言います。


でもこれだと、神職の方以外は

NGなのでは?と思ってしまいますよね。


そこのところ、どうなんでしょう?

もう少し調べてみました。



言霊信仰

まずはこの定義から。

※我が国、日本は昔から

「言霊の幸(さきわ)う国」と言われ

 言霊に対する信仰が見られます。


 言葉には霊力が宿り

 口に出されて述べることにより、

 この霊力が発揮されると考えられています。

 例えば、忌み嫌われる言葉を話すと

 良くないことが起こり、

 逆に祝福の言葉では

 状況が好転するというもので、

 婚儀など祝儀の際に忌み言葉を

 使わぬよう注意を払うのも、

 こうした考えによることなのです。

 
よく言葉には魂が宿る、

と言いますが、ここから来ているんですね。

その上での、祝詞なんですね。

祝詞の起源と効果


※祝詞の起源は古く、

 天岩戸(あまのいわと)神話で

 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が

 天岩戸に身を隠した際に気を引こうと

 天児屋命(あめのこやねのみこと)が

 祝詞を奏上したことが始まりとされています。


では、効果はどうなんでしょう?


※神道には

 かくりよ(幽界・隠り世)を実相とし

 それが写っている現実の世界を

 うつしよ(顕界・現し世)とする

 考え方があります。

 祝詞の言霊の力は、

 このかくりよの神々に働きかけて

 現実のうつしよを変革してもらおう

 という意図があります。

 祝詞には、こうした神道的な

 言霊信仰が根底にあり

 一字一句に流麗で荘重な言い回しを用いて、

 間違えることがないように

 慎重に奏上されることになります。


なるほど、なんとなくですが

効果絶大な感じがしますね。

ちなみに調べた結果ですが、

神職以外の人が奏上しても

大丈夫ということです。


以下から、一般的な祝詞を

書いていきます。


神棚拝詞


これは家庭の神棚で奏上する祝詞

神棚拝詞(かみだなはいし)です。


一例

此の神床に仰ぎ奉る
このかんどこにあおぎまつる

掛けまくも畏き
かけまくもかしこき

天照大御神 産土大神等の
あまてらすおおみかみうぶすなのおおかみたちの

大前を拝み奉りて
おおまえをおろがみまつりて

恐み恐みも白さく
かしこみかしこみももうさく

大神等の廣き厚き御恵みを
おおかみたちのひろきあつきみめぐみを

辱み奉り 高き尊き神教のまにまに
かたじけなみまつり たかきとうきみおしえのまにまに

直き正しき眞心もちて
なおきただしきまごころもちて

誠の道に違ふことなく
まことのみちにたがうことなく

負ひ持つ業に勵ましめ給ひ家門高く
おいもつわざにはげましめたまいいえかどたかく

身健に 世のため人のために
みすこやかに よのためひとのために

盡さしめ給へと
つくさしめたまえと

恐み恐みも白す
かしこみかしこみももうす


祓詞


祓詞(はらえことば)と読みます。

神社に参拝する際や

日常の中で気持ちが

優れない時、不安がある時にも

奏上するといいそうです。

掛けまくも畏き伊邪那岐大神
かけまくもかしこきいざなぎのおほかみ

筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
つくしのひむかのたちばなのをどのあはぎはらに

御禊祓へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等
みそぎはらへたまひしときになりませるはらへどのおほかみたち

諸諸の禍事罪穢有らむをば
もろもろのまがごとつみけがれあらむをば

祓へ給ひ清め給へと白す事を聞こし召せと
はらへたまひきよめたまへとまをすことをきこしめせと

恐み恐みも白す
かしこみかしこみもまおす

大祓詞


大祓詞(おおはらえことば)と読みます。

主に神社で年に2回

(6月末、12月末)奏上される祝詞です。


高天原に神留り坐す
たかまのはらにかむづまります

皇親神漏岐 神漏美の命以て
すめらがむつかむろぎ かむろぎのみこともちて

八百萬神等を神集へに集へ賜ひ
やほよろづのかみたちをかむつどへにつどへたまひ 

神議りに議り賜ひて
かむはかりにはかりたまひて

我が皇御孫命は
あがすめみまのみことは

豊葦原瑞穂國を
とよあしはらみづほのくにを

安國と平らけく知ろし食せと
やすくにとたいらけくしろしめせと 

事依さし奉りき 此く依さし奉りし
ことよさしまつりき かくよさしまつりし

國中に 荒振る神等をば 神問はしに問はし賜ひ
くぬちに あらぶるかみたちをば かむとはしにとはしたまひ

神掃ひに掃ひ賜ひて
かむはらひにはらひたまひて

語問ひし 磐根 樹根立 草の片葉をも語止めて
こととひし いはね きねたち くさのかきはをもことやめて

天の磐座放ち 天の八重雲を 伊頭の千別きに千別きて 天降し依さし奉りき
あめのいはくらはなち あめのやへぐもを いつのちわきにちわきて あまくだしよさしまつりき

此く依さし奉りし四方の國中と
かくよさしまつりしよものくになかと

大倭日高見國を安國と定め奉りて
おほやまとひだかみのくにをやすくにとさだめまつりて

下つ磐根に宮柱太敷き立て
したついはねにみやばしらふとしきたて

高天原に千木高知りて
たかまのはらにちぎたかしりて

皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて
すめみまのみことのみづのみあらかつかへまつりて

天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して 安國と平けく
あめのみかげ ひのみかげとかくりまして やすくにとたいらけく

知ろし食さむ國中に成り出でむ天の益人等が
しろしめさむくぬちになりいでむあめのますびとらが

過ち犯しけむ種種の罪事は
あやまちをかしけむくさぐさのつみごとは

天つ罪 國つ罪 許許太久の
あまつつみ くにつつみ ここだくの

罪出でむ 此く出でば 天つ宮事以ちて
つみいでむ かくいでば あまつみやごともちて

天つ金木を本打ち切り 末打ち断ちて
あまつかなぎをもとうちきり すゑうちたちて 

千座の置座に置き足らはして
ちくらのおきくらにおきたらはして

天つ菅麻を 本刈り断ち 末刈り切りて 八針に取り辟きて
あまつすがそをもとかりたち すゑかりきりて やはりにとりさきて

天つ祝詞の太祝詞を宣れ
あまつのりとのふとのりとごとをのれ

此く宣らば 天つ神は天の磐門を押し披きて
かくのらば あまつかみはあめのいはとをおしひらきて

天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食さむ
あめのやへぐもをいつのちわきにちわきて きこしめさむ

國つ神は高山の末 短山の末に上り坐して
くにつかみはたかやまのすゑ ひきやまのすゑにのぼりまして

高山の伊褒理 短山の伊褒理を掻き別けて聞こし食さむ
たかやまのいぼり ひきやまのいぼりをかきわめてきこしめさむ

此く聞こし食してば 罪と言ふ罪は在らじと
かくきこしめしてば つみといふつみはあらじと

科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く 朝の御霧
しなどのかぜのあめのやへぐもをふきはなつことのごとく あしたのみぎり

夕の御霧を 朝風 夕風の吹き払ふ事の如く
ゆふべのみぎりをあさかぜ ゆふかぜのふきはらふことのごとく

大津辺に居る大船を 舳解き放ち 艫解き放ちて
おほつべにをるおほふねをへときはなち ともときはなちて

大海原に押し放つ事の如く 彼方の繁木が本を
おほうなばらにおしはなつことのごとく をちかたのしげきがもとを

焼鎌の敏鎌以ちて 打ち掃ふ事の如く 遺る罪は在らじと
やきがまのとがまもちて うちはらふことのごとく のこるつみはあらじと  

祓へ給ひ清め給ふ事を 高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ
はらへたまひきよめたまふことを たかやまのすゑ ひきやまのすゑより さくなだりにおちたぎつ

速川の瀬に坐す瀬織津比賣と言ふ神
はやかわのせにますせおりつひめといふかみ

大海原に持ち出でなむ 此く持ち出で往なば
おほうなばらにもちいでなむ かくもちいでいなば

荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百會に坐す速開都比賣と言ふ神
あらしほのしほのやほぢのやしほぢのしほのやほあひにますはやあきつひめといふかみ

持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば 気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神
もちかかのみてむ かくかかのみてば いぶきどにますいぶきどぬしといふかみ 

根底國に気吹き放ちてむ 此く気吹き放ちてば 根國 底國に坐す速佐須良比賣と言ふ神
ねそこのくににいぶきはなちてむ かくいぶきはなちてば ねのくに そこのくににますはやさすらひめといふかみ

持ち佐須良ひ失ひてむ 此く佐須良ひ失ひてば 罪と言ふ罪は在らじと
もちさすらひうしなひてむ かくさすらひうしなひてば つみといふつみはあらじと

祓へ給ひ清め給ふ事を
はらへたまひきよめたまふことを

天つ神 國つ神 八百萬神等共に 聞こし食せと白す
あまつかみ くにつかみ やほよろづのかみたちともに きこしめせとまをす


龍神祝詞


龍神祝詞(りゅうじんのりと)です。

龍神祝詞は龍神様とのご縁を結び、

願いを実現するための祝詞です。

高天原に坐し坐して
たかまがはらにましまして

天と地に御働きを現し給う龍王は
てんとちにみはたらきをあらわしたまうりゅうおうは

大宇宙根源の御祖の御使いにして
だいうちゅうこんげんのみおやのみつかいにして

一切を産み一切を育て
いっさいをうみいっさいをそだて

愚物を御支配荒瀬給う
よろずのものをごしはいあらせたまう

王神なれば一二三四五六七八九十の
おうじんなればひふみよいむやなことの

十種の御寶を己がすがたと変じ給いて
とくさのみたからをおがすがたをへんじたまいて

自由自在に天界地界人界を治め給う
じゆうじざいにてんかいちかいじんかいをおさめたまう

龍王神になるを尊み敬いて
りゅうおうじんなるをとうとみうやまいて

眞の六根一筋に御仕え申すことの由を受け引き給いて
まことのむねひとすじにみつかえもうすことのよしをうけひきたまいて

愚かなる心の数々を戒め給いて
おろかなるこころのかずかずをいましめたまいて

一切衆生の罪穢れの衣を
いっさいじょうじゅのつみけがれのころもを

脱ぎさらしめ給いて愚物の病災もを
ぬぎさらしめたもいてよろずのもののやまいわざわいもを

立所に祓い清め給い
たちどころにはらいきよめたまい

萬世界の御親のもとに治めしせめ給へと
よろずせかいのみおやのもとにおさめせしめたまへと

祈願奉ることの由をきこしめして
ねがいたてまつることのよしをきこしめして

六根の内に念じ申す
むねのうちにねんじもうす

大願を成就なさしめ給えと
だいがんをじょうじゅなさしめたまえと

恐み恐み白す
かしこみかしこみもまおす

略拝詞


略拝詞(りゃくはいし)と読みます。

神社での参拝時に奏上する祝詞です。


祓(はら)えたまえ、

清(きよ)めたまえ、

神(かむ)ながら守りたまえ、

幸(さきわ)えたまえ

神社によっては書いてある

場合もありますよね。


まとめ


最後のは短いですが、

これだけでも効果がありそうな

気がしてきますよね☆

調べた感想として、

般若心経より覚えるの難しそう(笑)

ですが、龍神祝詞は覚えたいですね。


今回は祝詞について

書かせていただきました。


※間違えやご指摘、ありましたら

 お待ちしています。

2件のコメント

    1. お経や真言、祝詞だと倍音と呼ばれる音が
      含まれていると心地いいようですよ♪
      1/fのゆらぎは、ビブラートのような
      規則的な揺れじゃない「声の震え方」を言います。

      倍音とは整数次倍音と非整数次倍音がありますが、
      人は声を出すとき、一つの音を出しても息の使い方により、
      倍音という様々な音が鳴っているようで、
      響きがいい声、通る声なども倍音を含んでいるそうですよ。
      詳しくはこちらで☆ミ

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