九字護身法(九字を切る)について

2021年8月5日 0 投稿者: JUN.K

これも以前、書きましたが

復習も兼ねて、もう一度

学んでみようと思います。

目次

九字護身法とは

※九字護身法とは、九字を切るという

 九字を使った護身法ですが、

 その起源は諸説あり、

 本流は定かではありません。※

 「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」

 以上の九つの文字からなる

 密教での邪気を払う真言のことです。


 この九字の意味は

 『臨める兵、闘う者、皆陣をはり

 列をつくって前に在り』

 というものです。

九字を切る①

 まずひとつ目は、

 刀印を結び九字を唱えながら

 切るだけの方法です。

 これは簡易的な方法になります。

 まずは、刀印を結びます。

刀印とは、

 人差し指と中指を立てて、

 薬指と小指の爪を親指で

 押さえ込む。
 


 刀印を組んだら一度、

 刀(右手)を鞘(左手)におさめて、

 不動明王の真言を3回復唱します。


※不動明王の真言※

 【ノーマク・サンマンダ・バーザラダン 

 センダ・マーカロシャーダー・

 ソワタヤ・ウンタラター・カンマン】
 

 真言を唱えたら刀を鞘から抜き、

 横から順番に縦向きと

 交互に網目の様になるように、

 刀を振りながら、一振りに付き一字、

 九字を唱えます。

 簡易的に九字を切る場合は、

 これだけでOKです。

※最後に九字を戻す方法は

 注意点に書きましたので

 ご確認を。

九字を切る②

 
 一般的に認知度が高いのは、

 こちらの印を結んで九字を切る方法です。

 まず大前提として、

 九字を切る方法というものは

 流派や宗派で多少誤差があり、

 流派ごとに切り方や結び方が

 異なります。

 今回紹介する結び方・切り方は、

 一つの例としてご覧ください。


・臨(りん)・普賢三昧耶

 (人差し指は立てて、その他の指を組む)

・兵(ぴょう)・大金剛輪

 (人差し指を立てている状態で

 中指を絡ませた状態で親指は立てる。

 そして残った薬指と小指は組む)

・闘(とう)・外獅子

 (親指・中指・薬指は立てた状態で、

 残った人差し指と小指は組む)

・者(しゃ)・内獅子

 (親指・人差し指は立てた状態で、

 残りの中指・薬指・小指を甲の側で合わせる)

・皆(かい)・外縛

 (手を合わせる様に

 すべての指を外側にして組む)

・陣(じん)・内縛

 (手を合わせる様に

 すべての指を内側にして組む)

・烈(れつ)・智拳

 (左手の人差し指だけを立てた状態で、

 その人差し指を右手で握り込む)

・在(ざい)・日輪

 (両手の親指と人差し指で、

 輪を作る様に指同士を合わせる)

・前(ぜん)・隠形

 (左手を軽く握り込み、

 左手覆い込む様に右手を添える)


 以上の印を唱えながら結び、

 結び終えたら先に解説しました、

 簡易的な九字の切り方

 (刀印を使ったくじの切り方)と

 同じ工程になります。

注意点として


 九字を切り、自身に結界を張り

 厄災・霊体・呪いなどの

 様々なモノを遮断する事が出来ます。

 しかし、九字を切ると

 悪い要因のものだけでは無く、

 良い要因のものまで、

 全ての気の流れを遮断してしまう

 ので、九字を切った後は、

 最後に必ず戻さなければなりません。

 
 戻す方法としては、

 再び刀印を結び、

 刀を鞘に納めた状態で

 以下の文言を唱えます。

 【オン・アビラウンケン・ソワカ】

 と3回復唱、次に

 【オン・キリキャラ・ハラハラ・

 フタラン・バソツ・ソワカ】

 と3回復唱し、最後に

 【オン・バザラド・シャコク】

 と1度唱え、

 指を弾き鳴らし刀印を解き

 これで九字が戻ります。

まとめ


色々と調べた結果、

九字護身法(九字を切る)は、

かなり効果がある

護身法みたいですが、

素人が安易な気持ちで行うと

あまりよくない、という記事も

ちらほら出てきます。

低級な霊によって、馬鹿にされて

よけいに攻撃されるとか?←本当か?w


それとこんな記事↓もありました。


※九字護身法は、曼荼羅の仏と

 契約しなければ効果が発揮しない、

 またむやみやたらと行うことは、

 逆に霊を刺激する結果となるそうです。

 効果はある護身法ですが、

 諸刃の剣的な行為だといえるかもしれません。


諸刃の…そうですか、勉強になりますね。

なんでもやればいいって

ものじゃないんですね。

まぁ頭の隅にでも置いておきますか☆


※誤字や間違いなどありましたら

 ご指摘ください。